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あらゆる物事をM視点で語るブログ

日々妄想

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絶対に負けられない戦い

 都内某所にアダルトDVDを専門に販売している店がありまして。これが、凄まじい店なんですね。
 雑居ビルの1Fから5Fまで全てがその店なのですけど、もうね客にとっての利便性とか快適さと微塵も考えていないようなつくりなんですよね。考えているのは、いかに多くの商品を収納するか。これだけ。
 いえ、わからないですよ。でもそうとしか思えないんですよ。
 人の背丈を優に超える棚と棚の間は1人何とか通れる程度しかなく、店内も薄暗いため洞窟を歩いているような印象を受けます。閉所恐怖症の方は耐えられないのではないでしょうか。それが、5Fまで続くのです。
 お勧め商品をPOPや別棚で宣伝するなんて事もなく、ただひたすらジャンルごとに分類されたDVDが均一に平等に背表紙を前にして棚に並べられています。
 選び難い事この上ない。

 こういった作りなので当然別の人間が商品を選んでいるとその棚は通行止め状態になります。目的のM男コーナーに先客がいたら、私は例えばレオタードの食い込みフェチコーナーで待機しなければならないわけです。
 直ぐに移動してくれるならば問題ありません。ですが、こういった店に来る方はこだわりが強い方が多いもの。中々離れてくれない事が多いのです。必然、私は食い込みフェチDVDの表表紙を眺め続けることになるのです。
 これはね、拷問ですよ。理解できない性癖はどんなに努力しても一生掛かってもやっぱり理解できないと思い知らされます。
 人は、分かり合えない。
 表表紙を眺める目が生気を失っていくのが自分でもわかります。
 そして、もしかしたら食い込みフェチコーナーにいる事によって別の誰かが、例えばわき毛フェチコーナーで足止めされているのかもしれない。わき毛フェチコーナーで目が死んでいく男。親近感を覚えるではないか。人は分かり合えるのか…。
 何て言ってる場合ではなく、考えてみればM男コーナーにいる彼も目的の場所にたどり着けていないのかもしれないではないか。彼は、食い込みフェチ男がわき毛フェチコーナーにいる事によって動けず、M男コーナーにとどまっているわき毛フェチ男なのかもしれないのだ。だがしかし、食い込みフェチ男は、食い込みフェチコーナーにとどまるM男こと私が動かないとどうにもならない。私はM男コーナーにいるわき毛フェチ男が移動するのを待っている…。
 3竦み状態である。悲しみの連鎖か。死んだ目男達の連帯か。
 こうなると長期戦である。絶対に負けられない戦いがそこにはある。

 とまあ、たまにアダルトDVDショップに行くと、自分には縁のないジャンルの作品を目の当たりにすることがあります。本屋なんかでもそうですよね。本屋に行くと新しい作家・ジャンルの本との出会いがある。だから、ネット通販で気軽に本が買えるのに、わざわざ本屋に足を運ぶわけです。本屋通いの醍醐味ですよね。
 一方で、アダルトDVDショップでの新しい出会いの場合は決して好ましいものではないことが多い。
 先ほど書いたように、理解できない性癖はどんなに努力しても一生掛かってもやっぱり理解できないんですよね。いえ、理解できないのはまだいい。倫理的にどうなのっていうタイプの作品があったりするわけです。ああいうのを見てしまうと暗澹たる気持ちなる。勿論、私は内容を吟味したわけではないし、画面に映っているものが全て本当なわけでもないでしょう。それでもね…。
 いやいや、ジャンルで括るのもおかしな話で。M男の身体を踏み付けた時、そして、それを商品として流通させた時、当人達の何かが壊れたかどうかなど誰にもわからない。もしかしたら、口にするのも憚れるようなあのジャンルなんかよりも余程何かを傷つけているのかもしれないではないか。結局、そこにいる以上誰もかれも同じ罪人なのかもしれません。
 正直、普段はそんな事は考えません。DVD観てウヒョウヒョ悦んでるだけです。店にいる時だけそれが頭を過って、離れなくなるのですね。
 もしかしたらある種の肉体性すら宿ってしまう程の途轍もない量のDVD群がそうさせるのかもしれません。
 
 私はDVDショップを歩いていると地獄巡りをしている気分になる。殴られ蹴られ縛られ泣き叫び、虫を這わされ、潰し潰され、笑い笑われ、あらゆる屈辱を受け或いは与え続ける地獄。
 誰が地獄を作り出したのか。答えるまでもない。
 陰々滅々とした気分になる。
 でも、ここから逃げるわけにはいかない。そう、M男コーナーにいるあの男がいなくなるまでは。
 
 絶対に負けられない戦いがそこにはあるのだ。
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