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あらゆる物事をM視点で語るブログ

日々妄想

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転落

「御主人様とは一目ぼれでした。一目見てこの方しかいないと思ったのです。気品あふれる佇まい。凛とした顔立ち。柔らかくそれでいて強い視線。気がついたら奴隷として使っていだけるよう、土下座して懇願していました。御主人様はそんな事には慣れているのか無視してどこかへ行かれてしまわれました。ですが、私は諦めることが出来ませんでした。何度も何度も土下座して懇願しました。そして、御主人様から奴隷として使っていただける旨の返事をいただいた時には天にも昇る思いでした。
それからは一生懸命尽くしました。満足していただけているという自負もあります。ご主人様の奴隷という立場は私にとって誇りでもあります。
ですが、ですが…。そう辛いのです。御主人様の奴隷という責任ある立場に対するプレッシャーなのかもしれません。
以前、私の失敗で御主人様に不快な思いをさせてしまったことがあります。こんな恐ろしい事があるでしょうか。いえ、罰がではありません。崇拝する御主人様が私のせいで不快な思いをされる、その事自体が恐ろしいのです。お分かりでしょうか。これから、私は何度御主人様に不快な思いをさせるのか、そう考えるといてもたってもいられなくなります。とても耐えられそうにありません。今度、御主人様に奴隷ではない別の立場にしていただけるようお願いしてみるつもりです。」


「…ふん。それで俺のところにきたというわけか。」
黙って私の話を聞いていた彼は不機嫌そうに言いました。
「ええ。別の立場で御主人様に尽くしたいと考えた時、頭に浮かんだのがあなたでした。」
お世辞と受け取られてしまったのでしょうか、彼の不機嫌そうな表情は変わりません。
「私はあなたのように人間椅子として御主人様に仕えたいと考えています。」
「別にそれは構わねえけどさ。俺が言いたいのは、お前は人間椅子という立場を奴隷という立場より下に見てねえかってことなんだよ。」
「そ、そんな事はないです。」
「だってお前さっき言ったじゃん。奴隷という責任ある立場に対するプレッシャーに耐えられないって。それで次は人間椅子になりたい。それじゃ、まるで人間椅子という立場にプレッシャーがなく責任がないみたいじゃねえか。
俺は御主人様の人間椅子である事に常にプレッシャーを感じているよ。だってそうだろ。俺が潰れたら御主人様が怪我をするんだ。それだけじゃない、俺が下で少しでもぐらついたら御主人様は不安な思いを抱いてしまう。そんなことがあってはならない。俺は安全な椅子でなければならないんだ。プレッシャーを感じないと思うか?お前にそのプレッシャーを耐えることができるのか?」
私は彼の剣幕に押されて言い返す事が出来ません。
彼は私の顔をしばらく見てから、再び話し出しました。
「崇拝する御主人様に仕えるんだ。プレッシャーや責任が伴うのは当然だろ。」
そこで、彼は何かを思い付いたようです。
「…ああ、そうだ。お前にぴったりの役割があるよ。」
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makoto139

Author:makoto139
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